アマゾンから学ぶショップで関連商品の購入を促進する効果
ヤフーショッピング 2016/06/10
アマゾンは本や雑誌などの書籍類の販売で有名なオンラインストアです。このアマゾンでは買い物客の心理を巧みにとらえた戦略が用いられています。それは「ついで買い」です。アマゾンの商品ページを見るとわかりますが、下のほうにページをスクロールしていくと「よく一緒に購入されている商品」と「この商品を買った人はこんな商品も買っています」という2つの部分が書いてあることに気が付きます。この2つの戦略が売上アップに貢献するのです。
一つ目の「よく一緒に購入されている商品」では、セット買いを推奨するために別の商品と抱き合わせるプランを提案しています。Yahoo!ショッピングでも同様のことができます。商品ページのデザイン制作をするときに商品説明文の最後に「セットで買うなら、こちらの商品と一緒に買うとお得です」というように広告文をつけるだけで良いのです。小さい文字や黒の文字で書くと消費者が気づかない恐れがあるので、バナー画像にしたり文字を太くしたりして目立たせる必要があります。このあたりはデザイン制作の担当者に頼むと良いです。またYahoo!ショッピングではアマゾンと同じ機能である「この商品を見た人は、こんな商品にも興味を持っています」という宣伝文を商品説明文の後につけることができるので、ここにできるだけ多くの商品を掲載することが大切です。商品数が少ないと掲載するモノがないかもしれませんが、関連商品が多ければ多いほど売上は上がりやすくなります。
さらに関連商品の購入を後押しするには、ちょっとした特典があることをアピールすると良いです。たとえば商品単体では送料がかかってしまう場合には、別の商品と抱き合わせて買ってもらうことで送料が無料になるように調整するのです。そうすれば「こちらの商品とセットで買えば送料無料!」というように書くこともできます。この作戦は購入の個数を増やしてもらいたいときにも有効で「3個以上の購入で送料無料!」のようにすることができます。
このように関連商品のパワーは絶大ですが、商材が全然ないと嘆いているYahoo!ショッピングの運営者もいるかと思います。そのような時は仕入先を探すべきでしょう。今は卸売をしてくれる業者が山程見つかります。ネットだけでも見つけることは可能ですが、卸価格が高い上に同じ商材を扱うライバルも多くなるのでそこまでオススメはできません。もっとも良い卸売先を見つける方法は展示会です。それぞれの業界の企業が出店する展示会に行くと、そこでサンプル品を見たり、扱っている商材の卸売の商談を行うことができます。そこで価格交渉をして関連商材を手に入れるのが良いでしょう。こういった卸の商材を扱うと利益率は低くなりますが、こういった商品経由でのヤフーストアへの全体のアクセスが増えることになります。訪問客が増えれば増えるほど売れる確率が高くなります。まだ商品数が300以下しかないというようなヤフーストアの方は商品数をまず増やすことから始めることをオススメします。