商品の送料無料の重要性とレビューを残してもらうための工夫
ヤフーショッピング 2016/06/10
Yahoo!ショッピングで買い物をしている時に気になるのが送料・配達料金です。あまりにも色々なショップで送料無料キャンペーンをやっているため、少しでも送料がかかるとどうしても気になってしまいます。送料も300-400円くらいならそこまで気にならないのですが、安い2000円以下くらいの商品を購入する時に送料が400円とかかかってしまうと、それならわざわざネットショップで買わなくても実店舗で現物を見てじっくり買えばいいかと考えてしまいます。やはりYahoo!ショッピングを運営するショップとしても送料は抑えたいというのが本音だと思いますが、消費者としては送料無料が当たり前という感覚があるので、無料の方が購買意欲が高くなる傾向があります。ただし例外もあり、不思議なことに商品価格が1万円を超えるような高額商品を買う場合は送料が気にならないことが多いです。商品が1万円で送料が800円かかったとしても消費税とほぼ同額なので、なんとなく送料分は仕方ないかなと思ってしまいます。ですので商品の値段が1万円以上するような場合は送料をプラスしてもあまり購入率は下がらないと言えるでしょう。
このことを考えた場合のショップを運営する側の戦略としては、商品価格を高めにしてでも送料を無料に設定した方が良いと考えられます。送料が800円くらいかかるなら、思い切って商品を1000円くらい値上げしてしまって送料無料することをオススメします。また価格設定は1000円単位の数字よりも3980円や5980円などにした方が購入者は安く感じるので、4020円などの中途半端な価格になりそうなら数十円分安くしたほうが売上は上がるはずです。このように商品を送料無料にするのは王道と言えますが、一つだけ例外があります。それは沖縄・北海道・離島に商品を発送する場合です。このような場合は送料が通常プラス500円~1000円くらいかかりますので、通常発送料に追加発生する料金分をお客様負担にした方が賢明です。北海道や沖縄に住んでいる人はこういった追加の送料負担がかかることは承知しているので、この部分は無料にしなくても良いでしょう。
このように送料をショップが負担することは多くなっていますが、あまり利益の出ない商品を送料無料にしてしまうと運営が厳しくなってしまうこともあります。このような場合はただ送料を無料にするのではなく、レビューを残りてくれるなら送料無料にしますという条件付きで販売する方法が有効です。これは楽天のショップが商品のレビュー件数を増やすためによくやっている手法ですが、Yahoo!ショッピングではまだそこまでこのような取り組みをしているショップがいないのでチャンスでしょう。Yahoo!ショッピングで買うお客様も、やはり商品のレビュー件数が多いと商品を信頼して買いやすくなる傾向があります。もちろんデザイン制作も大事で、これはヤフーで出店する場合も例外ではありません。できるだけレビューを書いてもらうためにも、お客様に対して送料無料というインセンティブを与えるのです。また「レビューは1行でも構いません」と記載しておくようにして、レビューを書くお客様の負担を少しでも減らしてあげることが大切です。お客様は1行ならレビューを書いてもいいかという気になりますし、実際にはこのように1行で十分としていても、レビューを書いてくれる人はそれ以上の行数を書いてくれることが多いです。レビュー件数が100件を超えるようになると売れ筋の商品となる可能性が高くなります。またYahoo!ショッピングモール内での検索順位も上がるので集客対策にもなります。まだヤフーのショップではレビューを重視しているお店は少ないですが売上に直結する大事な要素なので、一件でも多く書いてもらえるようにレビューについての文章が目立つようにデザイン制作の際にも工夫したほうが良いでしょう。